出産は最後まで何があるがわかりません。
私は今回の出産で改めて思い知らされました。
妊娠判明から出産直前まで経過は順調でしたが、陣痛がきてから赤ちゃんの心拍がさがり、救急搬送からの緊急帝王切開を経験しました。
その体験をまとめてみました。
緊急帝王切開になるまでの経過
経過は順調だった!
妊娠判明から経過は順調でした。
高血圧もなく、出血やお腹が張ることもほとんどありませんでした。
体重管理もかなり気をつけていたので増え具合も順調で褒められていたぐらいでした。
臨月に入ってからは経産婦だったからかよく前駆陣痛がありましたが、なかなか本陣痛にはならず予定日4日前になりました。
家族と「今日がいいなー」と話していました。
陣痛と受診
夜10時くらいから10分間隔の張りと生理痛くらいの痛みがありました。
前駆陣痛も多かったので、しばらく様子をみていましたが、2時間ほど遠のくことなく続きました。
でも、痛みが強くなる感じはなく、間隔もまちまちでした。
上の子の出産の時も夜中に陣痛がきて病院に行った後、遠のいてしまって、一旦帰宅した経緯があったので
(これはまだだな)
と思い迷いましたが、2時間続いたのは初めてだったので受診することにしました。
後から振り返ると、この時受診して本当によかったです。
赤ちゃんの心音が下がって救急搬送
病院に着いて内診すると子宮口2~3㎝
「やっぱりまだまだかー」と思いました。
内診の刺激で若干痛みは増したものの、まだ話せる余裕がありました。
心拍の機械をつけて過ごしていましたが、心音が下がるということで助産師さんが何度か見に来てくれていました。
この時、陣痛の波が来るたびに心音が落ちていたらしいです。
何度か体勢を変えても頻繁に心音が落ちてしまうということで、医師の判断で総合病院に救急搬送になりました。
初めての救急車、初めてのオペ…。
少しドキドキしつつも、この時はハイになっていたので、まだ不安は感じていませんでした。
緊急帝王切開
総合病院に到着するなりすぐにオペの準備が始まりました。
問診を受けたり、手術前の検査をしたり…
あれよこれよで気づいたらオペ室にいました。
「ドラマみたいだな…」って思いました。
初めて局所麻酔を受けて、麻酔入れてもらったら、足の感覚がどんどんなくなっていくのが分かって、
「麻酔すごーーー!」
ってなったのと同時に
「ああ、これからオペするのか」
「赤ちゃん大丈夫かな…」
など様々な感情が沸き上がってきて涙が止まらなくなりました。
それから、終わるまでずっと泣いていました。
担当してくれた助産師さんは「不安だったら手握ってください」って言ってくれて、ずっと手を握らせてくれて、オペ室の方はずっと「大丈夫だよ」と言ってこまめに状況を教えてくれていました。
私も同業ですが「看護師って本当にすごいな」と思いました。
「赤ちゃんでてきたよ。きょろきょろしてる」と声を掛けられ少し安心しましたが
そのあと泣き声がなかなか聞こえずまた不安な時間が流れました。
2~3分ほどして泣き声がして、やっと安心できました。
この時に結構赤ちゃんの具合が悪かったんだと思いました。
医師より「下半身にへその尾が巻き付いていて、それが心音が下がった原因だと思います。早く来てくれたのでよかったです。」と説明をうけました。
赤ちゃんがちゃんとSOSをだしてくれたこと、またそれを医師や助産師さんがくみとってくれたから今があるので、本当に感謝しかありません。
そしてあの時ちゃんと受診してよかったなと思います。
少しでもいつもと違うと感じたら、小さなことでもとりあえず相談・受診することが大切だと思います!
術後〜退院まで
早朝の手術だったので、初日は1日ベッドで過ごしました。
眠いのに産後ハイと後陣痛の痛みで全然眠れませんでした。
後陣痛は2人目以降すごく痛いと来てましたが、ほんとに痛かったです。
足の麻酔も夜になるくらいまで切れなかったので、身動きも取れず
「1日ベッドで横になるってこんなに辛いのか…」という感じでした。
授乳の時間に来るわが子がかわいくてそれだけが楽しみでした。
子供の方は低出生体重児のため2400g台(SGA)+ABO不適合による黄疸があり、光線療法をうけたりもしましたが、同じ日に退院し、その後の経過は良好です。
SGA(在胎不当過小児)についても、経過観察と説明されていましたが、4ヶ月の時点で真ん中のあたりまで大きくなり、今のところ順調に経過しています。
まとめ
改めて出産は命がけで、最後まで何があるかわからないと気付かされました。
経過が順調だったので、帝王切開になるとは夢にも思わず、なんの準備もしていませんでした。
これから出産を控えてる方は準備をしといて損はありません。
そして、子供が元気に生まれてくれて、順調に育ってくれるのはほんとうに奇跡だと思います。
子育て中は忙しい忘れがちですが、時々思い出して、長いようで短い子供との時間を大切に過ごしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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